「なぜダイレクトメールは送られてくるの?」
こんにちは。今日は「なぜダイレクトメールは送られてくるの?」というところにスポットをあててみようと思います。
ダイレクトメール。。。子どもならまだしも大人の方で受け取ったことがない人っていませんよね。(多分)
ダイレクトメール(英語: Direct Mail; DM)とは、個々人あるいは法人宛に商品案内やカタログを送付する方法による宣伝 (販促) 手段、あるいは営業支援の仕組みである。DMと省略して表現されることが多い。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ダイレクトメール
なぜ送るのか?理由を整理してみましょう。
- 商品を買ってほしいから
- サービスを利用してほしいから
- 商品を売ってほしいから
- 事業を手伝ってもらいたいから
1. 商品を買ってほしいから
商品を買ってほしいから。とてもわかりやすい理由ですね。
アホか。あたりまえじゃねーか。(どこからか聞こえてきそうです)
単に商品を買ってほしいとはいってもいくつかに分類されます。
- ダイレクトに商品の広告を載せる
- 売り場もしくはWEBサイトに来てもらうためにオファーを付ける
- 商品を媒体社に取り上げてもらうために媒体社に送る
PRのためにダイレクトメールは使われたりもします。
2. サービスを利用してほしいから
ここでいうサービスとは様々なものを指します。
電気、ガスから通信、輸送、教育、医療、介護、娯楽、飲食、宿泊など様々です。
これらも商品と同様にいくつかに分類されます。
- ダイレクトにサービスの広告を載せる
- 売り場もしくはWEBサイトに来てもらうためにオファーを付ける
- サービスを媒体社に取り上げてもらうために媒体社に送る
まずはお試し(体験)というオファーがサービスには多いですね。
3. 商品を売ってほしいから
このようなDMを受け取る人はそう多くはいないと思います。でも巷ではあるんです。商品を売ってほしいわけは、その商品を仕入れて売るからなんですね。
その商品とは、不動産です。
このようなDMもいくつかに分類されます。
- デベロッパーが開発用地を売ってほしい
- 不動産会社が買うのではなく、買いたい人に仲介するために売りたい人を募る
- 不動産会社が市価よりも安く不動産を仕入れ転売する
低金利時代が続いてますから、個人でも不動産投資に踏み込む人が増えていますよね。一昔前だと、個人の不動産投資といえばシングル向けマンションを何部屋か購入して賃貸収入や転売で利益を生むパターンが主流でした。今の時代はスケールが大きくなって、アパートやマンションを何棟か購入して賃貸収入や転売で利益を生むパターンに移ってきています。普通にサラリーマンやOLやってる人が実はアパート3棟持ってますみたいなこともありびっくりですね!
4. 事業を手伝ってもらいたいから
一瞬、えっ? と思いますよね。。適当な言葉が思いつかず 「 事業を手伝ってもらいたいから 」 になりました<(_ _)>
ひらたく言うと人材募集です。
え。。見出しが人材募集でいいじゃん。いやいや、語呂が悪いから。。
人材募集のDMも世の中には少ないですかね。もともと少ない中、ネットの普及でさらに少なくなりました。
本題からそれますが、ネットが普及しても紙のダイレクトメールの訴求力というのは大きいものです。ネットでアプローチしつつとどめは紙のダイレクトメールという手法もあったりします。
人材募集のDMというと、僕が見てきた中で
- 優秀な大学生へのリクルーティング
- 役職者へのヘッドハンティング
- 英語教室や音楽教室などのホームティーチャー募集
などがありました。
このように、なぜ送るのかは大きく分けて4つの理由がありました。
では、なぜダイレクトメールなのか?
マスメディア(テレビ/ラジオ/新聞/雑誌や屋外広告/交通広告) やネット(WEB/SNS/Email/アプリ)では、対象者に対して確実に接触できなかったり、訴求力が弱かったりします。
消費者へのマーケティングがオムニチャネル時代になったいま、よりダイレクトメールの重要性が見直されてきていますね。
オムニチャネル(オムニチャネル小売り、Omni-Channel Retailing)は、マルチチャネルの小売りの進化形で、リアル(実店舗)とネット(インターネット通販)の境界を融解する試み。
顧客が購買できるあらゆるチャネル(販路、顧客接点)から購買ができるよう、流通経路をつなげること。テレビ、ラジオ、ダイレクトメール、カタログ、といった従来の販路に加えて、近年ではコンピューターや携帯電話、スマートフォンなどを介したインターネット通販(電子商取引)が急成長しており、そのすべての販路と流通経路がシームレスで繋がることを強調した小売り戦略である。いくつかの販路を組み合わせて提供する取り組みはマルチチャネルと呼ばれるが、オムニチャネルはあり得る全ての販路を統合することに焦点が置かれている。バックエンドを統合してシームレスな顧客の体験を実現することが、マルチチャネルとの違いとする指摘もある。
「オムニ(omni)」とは「全」「総」「あらゆる」「あまねく」という意味をもつ。
例えば、某アパレルの新作をファッション誌で見かけたとします。そのときは、あーこれかわいい♡ と思いますが、少し記憶に残る程度です。そのアパレルはたまに足を運ぶショップだったりします。会員なのでスマホにアプリも入っています。アプリの通知はウザいので無効にしています。そんなとき1通のDMが届きます。属性分析されているあなたにジャストミート!な内容のDMです。ジャストミートなだけにわくわくしますよね。いろんな妄想が広がりますよね。いつショップに行こうかって思いますよね。
DMが効きましたよね!
極端なたとえでしたが、なぜダイレクトメールを送るのか?
そこにマーケットがあり、送付先が分析され、分析に基づく効果的なクリエイティブが施され、想定以上のROIが見込めるから。
ざっくり言うと、ダイレクトメールがすげー効くから送るんです!
私にDM送っても効果ないのにーという声があったとしても、同じような属性の一部の人たちには効果があるんです。しつこいようですが、
ダイレクトメールがすげー効くから送るんです
まあ闇雲にDM送っても金をどぶに捨てるようなものです。
ダイレクトメールはプロフェッショナルに相談されるのがいいですね。
今日はこの辺で。
この記事を書いた人
ヨシムラ スイメイ
DMマーケティングプロフェッショナル15-0017
株式会社ヴィアックス/ダイレクトマーケティング事業本部/事業推進室長